健康経営に温活!女性従業員にすすめたい習慣をご紹介

健康経営に温活!女性従業員にすすめたい習慣をご紹介

企業で従業員の健康へ取り組みすることで、結果的に生産性を上げる経営戦略は「健康経営」として徐々に広まってきています。

コロナウイルス蔓延によって、日々の体温記録を行う企業様も増えていると思いますが、従業員の方の平均基礎体温を分析したことはありますか。

基礎体温の分析からも従業員の身体のSOSを発見できる可能性があります。

女性に冷え性が多い原因とは、食事で予防改善するためのポイントでは、女性の冷え性についてご紹介しました。

冷え知らずのために今注目されているのが「温活」です。

今回は温活が必要な理由や、従業員にすすめたい温活習慣をご紹介します。

 

低体温って何℃から?

理想的な基礎体温は、36.5℃から37.5℃の範囲内で安定していることです。

36.3~36.4℃は低体温予備軍といわれ、36.3℃未満は低体温といわれています。

現代女性の平均基礎体温は36.5℃で、36℃未満の女性が38%もいると発表されていますが、過去(1972年)の女性の低温期の基礎体温の比較においては、0.32℃も低くなっているそうです。※

皆様の企業には低体温の従業員の方はいませんか。

※参考 現代女性は低体温 基礎体温36℃未満が4割近くも~日本抗加齢医学会総会

温活が免疫機能を高める

低体温になると、血行が悪くなり、肩こりや頭痛、腰痛、生理痛などの「コリ・痛み」の原因になったり、内臓の不調が起こるので、胃もたれ、便秘・下痢、むくみなどになりやすくなります。

体温が1℃下がると、代謝が12%減となり、太りやすく、また糖尿病や高脂血症などの生活習慣病にもかかりやすくなる、さらには免疫機能を司る白血球の働きは30%以上減するといわれ、感染症やアレルギーとの関連も示唆されています

温活によって内臓が温まると、胃腸の消化吸収力UPや、むくみ改善、大腸の働きの活発化により排便も促されます。

全身の血行もよくなるため、肩こり・痛みの改善や冷え性の改善も期待できます。

女性の冷え性は、生理痛やPMSなどにも繋がります。

女性の健康と仕事の生産性の関係が密接と言われているため、温活に取り組むメリットは非常に大きいといえるのではないでしょうか。

 

温活!今すぐ始めたい習慣4選

冷え性

「温活」といってもできることは様々です。

今回は今すぐ始めたい習慣を紹介します。

温活 お風呂では湯舟につかる

体温を上げる最も簡単な方法は「湯舟につかること」です。

湯舟につかるとお湯の暖かさによって身体が温められると血管も拡張されます。

血液の循環が促進され、体内の代謝が活発化され、体温が上昇していきます。

汗がじんわりでると体温が約1℃上昇するといわれています。

ぬるめのお湯での半身浴は身体を冷やしてしまう場合もあります。

一般的には40℃で15分適度が理想といわれていますが、じんわり汗をかくくらいの温度や時間に合わせて入浴しましょう。

 

温活 運動習慣を増やす

全身の血流をスムーズに保っておくことが温活に繋がります。

人の筋肉は血液を送り出すポンプの働きもしているため、筋肉を増やし、日常的に筋肉をうまく使うことができれば身体の隅々まで血液が巡り身体を温めることができます。

中でも下半身には筋肉の70%が集中しているとも言われています。

太もも、ふくらはぎ、お尻などを鍛えていきましょう。

運動が苦手、という方は日常の歩くスピードを上げたり、家事をする時間を増やすなど、日常の生活活動量を上げていきましょう。

 

温活 腹巻をする

お腹には内臓が集まっているため、腹巻きで温めることによって温かい血液が全身に行き渡り、体温が1度上昇すると言われています。

冬はウール、夏はコットンなど季節になった素材を選ぶのがおすすめです。

 

温活 身体を温める食材を摂る

食べ物の中には、体温上昇に働いてくれるものがあります。

中医学では、「陽性食品」「陰性食品」という分け方があります。

陽性食品は、身体を温め、血行を促進し、代謝を活性化させるなどの効果があるとされており、「陰性食品」は、体を冷やす作用があるとされています。

▼陽性食品の見分け方

  • 寒い地域で育つ
  • 土の中で育つ
  • 発酵している
  • 暖色の野菜や果物
  • ビタミンC・ビタミンEが豊富なもの

▼陽性食品の代表

  • しょうが、にんにく、玉ねぎ、ニンジン、レンコン、ごま…

他にも、食品に含まれている機能性成分が温活に繋がる食品もあります。

生姜…ジンゲロール(血行を促進し、身体を温める効果)

にんにく…アリシン(血行を促進することで身体を温める効果)

 

健康経営で生産性を上げるために

女性の健康保持・増進

女性のかかえる健康課題は企業の生産性に大きく関わっています。

(詳しくはこちら⇒【健康経営】女性の健康が企業の生産性を上げる意外な関係

女性の健康課題改善に向けて企業で取り組むことは、不調改善によって従業員の方が健康になるばかりだけでなく、離職率を下げたり、企業の女性活躍推進に繋がるため企業にとってもメリットがあります。

女性の健康課題に関しての取り組み事例はこちらをご覧ください。

株式会社Lanlanでは管理栄養士による健康経営コンサルティングを実施しております。

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