健康経営を始めるならまずは?基本のステップとおすすめのアプローチ法

健康経営を始めるならまずは?基本のステップとおすすめのアプローチ法

健康経営の取り組み方は、企業によって様々で幅も広く多様性があります。

これから健康経営を取り組むにあたって情報収集したけど、自社は何から始められるのか・・・

と悩んではいませんか。

健康経営を進めるための基本の5つのステップを紹介します。

健康経営を始める基本ステップ4

健康経営の基本ステップ

健康経営を始めるには、実施するまでに4つのステップに分けることができます。

具体的にみていきましょう。

 

健康経営ステップ1:健康経営への取り組みを宣言⇒周知する

健康宣言

これから経営戦略として健康経営に力を入れることを社内・社外に発信をしましょう。

経営理念に追加し明文化をした上で、健康経営への取り組みを発信していくことが理想です。

近年では、全国健康協会や健康組合が健康宣言事業を行っているところが増えています。

加入している組織に確認し、「健康企業宣言」もセットで実施しましょう。

(中小企業の健康経営優良法人への申請では、この健康宣言事業への参加が必須項目です)

 

健康経営ステップ2:組織体制を整える

健康経営チームの結成

健康経営を中心になって取り組む部署・担当者・チームをつくることが重要です。

既存の安全衛生委員会、人事部、総務部が兼任するケースもあります。

自社の健康課題を見つけ出すだけでなく、社内の周知や情報提供や調整なども必要になるので、自社の特徴に合わせたチームをつくりましょう。

チームないに健康管理についての知識がない場合は、外部の専門家に相談することもおすすめです。

 

健康経営ステップ3:健康課題を整理する

現状把握会議

健康経営の取り組みは現状把握、目標設定、実施の繰り返しが基本です。

自社のための取り組みとして何から始められるかのためにも現状の健康課題を整理する必要があります。

具体的には以下のようなデータを分析しましょう。

●健康診断の受診率

●健康診断結果(体重、血液検査の異常などメタボ率、数年間の体重変動率)

●ストレスチェックの結果(特定の部署のストレス度が高いなど)

●喫煙率

新たにアンケートを実施して、改善すべき課題を抽出してもよいでしょう。

●残業時間・休日出勤率

●有給取得率・疾病を理由にした欠勤率

●職場環境

●勤務形態(日勤・夜勤など)や部署異動での体重変動

●健康への意識調査

などを聞くのもおすすめです。

健康経営では、従業員1人1人が興味関心を持ち積極的に取り組むことも重要となるので、健康に対する意識調査は必ず実施しましょう。

 

健康経営ステップ4:計画作成&実施

PDCAサイクル

ステップ3の健康課題をもとに解決のための具体的制度や施策を話合い目標を掲げていきます。

実施に対して、評価をして次の計画実施へ結び、PDCAサイクルを繰り返して進めていきます。

 

健康経営|目標作成のポイント:2つのアプローチ方法

健康経営は、従業員全体の健康課題を改善していく必要がありますが、健康意識や健康リスクには個人差があります。

健康診断やストレスチェックでの結果が良好、日ごろから健康への意識も高い

健康診断やストレスチェックの結果、再検査が必要だが気にしていない

という状況の違う従業員が存在する可能性もあるからです。

健康意識・リスクによってアプローチを2つに分けて考えることができます。

●顕在的な健康リスクに対する取り組み⇒ポピュレーションアプローチ

●潜在的な健康リスクに対する取り組み⇒ハイリスクアプローチ

それぞれ強みや特徴があり、並行して進めると相乗効果が見込めるといわれていますのでそれぞれ紹介します。

 

 

ポピュレーションアプローチ

顕在的な健康リスクに対しての取り組みを行う方法です。

健康リスクの有無に関わらず、集団全体に働きかけて健康リスクを上げないための予防的アプローチ方法です。

対象者を絞る必要がなく、社内全体に効果が及ぶのがメリットです。

ハイリスクアプローチと比べ、一人ひとりへの効果が小さいと言われていますが、

社内全体で取り組むため一体感が生まれ社内全体の興味関心度UPにも繋がりやすいでしょう。

一例としては、下記のようなものが挙げられます。

●健康セミナーの開催

●健康コラム配信、掲示版等でポスター掲示

 

ハイリスクアプローチ

潜在的な健康リスクに対して取り組みを行う方法です。

対象とする健康問題や集団を絞って少数もしくは個別に実行していきます

大きな病気に発展しないよう二次予防的アプローチ方法です。

対象・目的を絞って取り組むため、効果がでやすいメリットがありますが、時間がかかったり維持するためにどうするかが課題として上がりやすいのが特徴です。

一例としては、下記のようなものが挙げられます。

●特定保健指導の実施率UP

●専門家(産業医、管理栄養士、保健師など)による継続的な個別支援

 

 

株式会社Lanlanの健康セミナー

健康セミナー

健康セミナーは導入のための比較的ハードルは低く、ポピュレーションアプローチとして企業が取り組みやすい実践の1つです。

当社でも健康セミナーを通して健康経営のサポートを行っています。

どんな取り組みをしようか迷っている、という企業様はまずはお気軽にご相談ください。

詳しくは当社サービスページをご覧ください。

 

 

 

 

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