健康経営の費用対効果|業績UPは見込めるのか

健康経営の費用対効果|業績UPは見込めるのか

健康経営に取り組む企業が増えている昨今。

健康経営に取り組むメリットは健康経営のメリットデメリット|健康経営を始める企業が抱える悩みは?で紹介していますが、長期的な目的は、どの企業も業績UPにあります。

「わが社も始めよう」と思いつつ、

経費をかけるだけの効果は見込めるのか?

と費用対効果に対して疑問をお持ちではないでようか。

今回は、健康経営に取り組んだ際の費用対効果を紹介します。

 

健康投資に対する費用対効果

 健康投資に対する費用対効果

(出典:企業による「健康投資」に関する情報開示について 経済産業省

 

「健康投資に対する費用対効果」で有名な事例は、ジョンソン&ジョンソン社が有名です。

J&J社は、ACOEM(米国職業環境医学会)が選定する優良健康経営表彰企業にも選定されています。

世界250社、約11万4千人の従業員を対象に健康教育プログラムの提供を行い、その健康投資に対する費用対効果を調べた結果が出ています。

J&J社が行った健康投資(人件費、保健指導利用費、システム開発・運用費)1ドルに対して、1ドルの投資リターン(生産性の向上、医療コスト削減、モチベーションの向上、リクルート効果、イメージアップ)に繋がったとされています。

 

健康経営の効果 米国での事例

健康経営費用対効果 アメリカ

(出典:The Link Between Workforce Health and Safety and the Health of the Bottom Line

まずは米国での実証研究を紹介します。

上記に示した表は、米国の優良健康経営表彰企業の株価指数とS&P500(アメリカの代表的な株価指数の1つ)にそれぞれ1万ドルを投資した場合の13年後の投資効果を示しています。

米国の優良健康経営表彰企業は1万ドルが1万7871ドル成長したのに対し、S&P500では9923ドルにとどまっています。

これらのことから、米国の大企業であるS&P500よりも、優良健康経営表彰企業の方が投資効果が高いことが分かります

 

 

健康経営の株価への影響(日本国内での事例)

健康経営の費用対効果 日本

出典:データヘルス・健康経営を推進するためのコラボヘルスガイドライン 厚生労働省

国内では、健康経営度調査で上位20の企業の時価総額総数と、TOPIX(東証株価指数)を比較したデータがでています。

健康経営度調査で上位20の企業の時価総額はTOPIXの平均を上回る水準で推移しているのがわかります。

 

まとめ

日本においては健康経営の歴史が浅く研究結果が少ないのも実情です。

しかし、J&J社の調査結果から、健康経営で3倍の投資効果が出た実例もあり、今後ますます様々な実績が上がることは予想できます。

株価の推移については、米・日両国において同様の傾向でもあったことから、健康経営と企業の業績には関係がある可能性も高いといえます。

 

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